その他の問題ってどんなこと?

新しい法律「女性支援新法」は、さまざまな立場の女性を支えます

女性は、妊娠・出産といった特有の事情や、体格差などにより性被害を受けやすいといった実情があるなど、さまざまな困難な問題に直面することが多いと言われています。「社会における男女格差や、根強い性別役割分業意識もある」とも、専門家は指摘しています。

そんな女性たちに寄り添い、支援しようと、国は2024年4月から、さまざまな理由で困難な状況にある女性を支える法律「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」(女性支援新法)を施行させます。

この法律は、あらゆる女性を支えることを想定しています。

独身でも、既婚でも、大人でも、若者でも。大変な状況にある女性は誰でも、この法律の対象になります。

>>こちらの記事でくわしく

「自分は支援を受ける立場にない」
「サポートを受けるほど自分はひどくない」

そんなふうに思わず、まずは誰かに相談してみましょう。
あなたの勇気に寄り添い支援する味方が必ずいます。
あなたの力に、きっとなれるはずです。

何となく生きづらさを抱えるあなたへ

明確な困難を抱えているわけではないが、何となく日常生活や社会生活で生きづらさを感じている方や、自分が抱えている困難をうまく説明できないが、さまざまに生活上の困りごとを抱えている方なども、まず相談をしてみてください。
女性支援新法は、現に問題を抱えている方のみならず、適切な支援を行わなければ将来的に問題を抱える状況になる可能性がある方もサポートが受けられます。

相談員が、お話をお伺いし、あなたの状況を一緒に整理し、必要な支援につなげていきます。

がいこくにるーつをもつ、あなたへ

いろいろなりゆうからにほんにやってきた、がいこくにるーつをもつあなた。
ことばのかべをかんじたり、やくしょのてつづきがわからなかったりと、たいへんなこともおおいとおもいます。

おっとやこいびとからDVをうけているひとも、いるかもしれません。

おどされて、じぶんがのぞんでいないしごとをさせられていることも、あるかもしれません。それは、「じんしんとりひき」Trafficking in Personsという、はんざいかもしれません。

・こえをあげよう
じょせいそうだんしえんせんたーでは、ざいりゅうしかくがないばあいでも、あなたのじょうきょうにおうじて、ひつようなさぽーとをしてもらえます。

まずは「たすけて」ということがだいじです。

・あなたをたすけるひとはいます
けいさつにでんわをしてもだいじょうぶです。
がいこくにるーつをもつおんなのひとをさぽーとしてくれるばしょも、あります。

あなたがあんしんしてすごせるしぇるたーやしせつもあります。

どうかがまんせず、こえをあげてください。

相談先(そうだんさき)はこちら

サポートしてくれる施設にはさまざまなものがあります。

婦人相談所(2024年度から「女性相談支援センター」)

女性に関するさまざまな相談に応じる機関で、各都道府県に設置されています。あなたの希望と意思を最大限に尊重し、一番良いと思われるサポートを一緒に考えます。

全国の婦人相談所一覧>>
  • 相談
  • 相談機関の紹介
  • 同伴家族を含めた安全確保と一時保護
  • こころと体のケア
  • 自立に向けた情報提供やアドバイス
  • 滞在できる施設について情報提供

ふじんそうだんじょ(じょせいそうだんしえんせんたー)は、おんなのひとがこまったことをそうだんできるばしょです。なんでもそうだんでき、あなたをさぽーとしてくれます。

婦人保護施設(2024年度から「女性自立支援施設」)

家庭内トラブルや、配偶者や家族からの暴力、生活の苦しさなど、さまざまな理由で困難な問題を抱えている女性を対象とした、中長期的に滞在できる施設です。利用を決める前に、施設の見学や体験宿泊をすることができる場合もあります。

  • 入所による支援
  • こころと体を回復させるためのサポート
  • 自立のための生活サポート
  • 同伴した子どもの学習や生活のサポート
  • 退所した後の相談やサポート

ふじんほごしせつ(じょせいじりつしえんしせつ)は、おっとやこいびとからのぼうりょくや、せいかつのくるしさなど、いろいろなもんだいをかかえるおんなのひとが、さぽーとをうけながらせいかつできるしせつです。こどももいっしょにはいれるところもあります。

警察(Police)

命の危険にさらされるなど、緊急の場合は、110番通報するか、近くの警察署や交番にかけ込みましょう。警察相談専用電話(「#9110」番)や警察署などに電話して相談することもできます。

いのちがあぶないときは、けいさつ(110)にでんわしたり、いったりしましょう。でんわでそうだん(#9110)もできます。

出入国在留管理庁(Immigration Services Agency)など

出入国在留管理庁をはじめとした関係行政機関では、人身取引被害者やその可能性がある方を対象とした相談窓口を設けています。

人身取引に関する相談窓口>>

にゅうかん(Immigration Services Agency)は、がいこくからにほんにきたひとのさぽーともしています。おどされて、じぶんがのぞんでいないしごとをさせられているなど、じんしんとりひき(Trafficking in Persons)のひがいしゃかもしれないひとが、そうだんすることができます。

じんしんとりひきひがいのそうだんさき>>

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